笑いの洪水に溺れそうになりました

[芝居]No.35(2021)COCOON PRODUCTION 2021+大人計画「パ・ラパパンパン」シアターコクーン

パ・ラパパンパン | Bunkamura

 

松尾さんが他人の脚本を演出する。それだけでも、ドキドキします。

そうそうたる役者陣。

オープニングの登場人物の紹介で、戸惑ったけど・・・・。

 

以下完全ネタバレ

 

 

作家役の松さん、編集者の神木君、編集長役のオクイさん。この3人が現実世界の登場人物。

それ以外は「クリスマスキャロル(ディケンズの古典的名作)殺人事件(松さんのミステリー作品)」の登場人物たち。

ラストシーンの数分以外はほぼコメディ。兎に角、ずっと笑ってました。

松さんは、何をやっていても可愛いし、歌うまいし、しかも弾けていました。

神木君は、役柄上、おとなしめな動きで、全体の話を前に進めるような感じ。

皆川さん。なんか、もう、確立したかのような演技。単に振り向くシーンでも笑いが取れる。

小松さん、アドリブなのか演出通りなのか、全く分からない、そこが楽しい。

小日向さん、年齢?を考えると、心配になってくるほど動いてました。しかも、シリアスなシーンも難なくこなす。素晴らしい。

大東さん、渾身のシーン。あの人の物真似だと気が付きませんでした。失礼しました。

早見あかりさん、私は好きでした彼女の演技。可愛い。

菅原永二さん、あの変な踊りはずるいよ。

オクイさん、一番色んな役をやってました。しかも楽しそう。

川嶋由莉さん、初見でしたが、この演技力は、別の作品でも見れそう。

11月23日に続いて2回目の観劇でしたが、座席の位置が全然違ったので、凄く楽しめた。

役者の表情まで見えたので、それで笑えたシーンも多々ありました。

そして、共演者の(特に猿時さん)演技にどうしても笑顔になってしまうシーンでも、松さんだけは、全く登場人物の表情でした。ザ・プロフェッショナルでした。

1回目P列、2回目C列。

■演出
松尾スズキ
■作
藤本有紀

■出演
松たか子神木隆之介大東駿介皆川猿時早見あかり
小松和重菅原永二村杉蝉之介宍戸美和公
小路勇介、川嶋由莉、片岡正二郎、オクイシュージ、
筒井真理子、坂井真紀、小日向文世