WOWOWエキサイトマッチ 7/17放送分

WBA世界ウェルター級タイトルマッチ(5月13日、マサチューセッツ州
WBA 世界ウェルター級王者
ルイス・コラーゾ(米国、ニューヨーク州
25歳(1981年4月22日生)身長175cm、リーチ183cm27戦26勝12KO1敗


WBAIBF世界S・ライト級王者WBA世界ウェルター級5位
リッキー・ハットン(英国)
27歳(1978年10月6日生)身長171cm、リーチ178cm40戦全勝30KO

hpから引用

保持していたWBA&IBF世界スーパー・ライト級タイトルを返上して、ハットンが2階級制覇に乗り出した。ボディ攻撃を軸にしたパワー・ボクシングが、カウンターを得意とするサウスポーの王者に通用するか注目される。ハットンの持ち味はなんといっても思い切りのいい果敢な攻撃にある。体を小刻みに忙しく動かしながらリズムを刻み、鋭く飛び込んでボディ、顔面にパンチを打ち分ける。一発の破壊力は特筆するほどでもないが、つねに連携した波状攻撃となるため相手は防戦に追いやられることになる。この攻撃はコンスタンチン・チューをもってしても止められなかったほどだ。
そのハットンの挑戦を受けるコラーゾは、27戦26勝(12KO)1敗の戦績を残している25歳の技巧派サウスポーで、今回が2度目の防衛戦となる。タイミングのいい左のカウンターが主武器だが、攻撃力、パワーでは物足りなさを感じさせる。40戦全勝(30KO)のハットンがスタミナとパワーにものをいわせて2階級制覇を成し遂げる公算が高そうだが、コラーゾのサウスポー・スタイルに戸惑う可能性も否定できない。ハットンが王者の動きを止められないまま、間合いをとられてラウンドを重ねるという展開も考えられないことではないのである。ハットン有利は不動だが、スタートでつまずくと思わぬ展開になる可能性もある。

チューからタイトルを奪った試合が強烈な印象だったので、この試合も豪快なKOを期待しました。結果は判定。かなり僅差。何とかハットンが2冠めを手にしました。
1R早々にルイスがダウン。その後は一進一退。ハットンは打ってはクリンチ打ってはクリンチでした。ルイスは苦手なタイプだったのでしょう。ワンパターンな攻撃が多かったです。ルイスもハットンの強打をしのぎつつ的確にパンチを当てていました。きちんと点をつけてませんでしたが、全体のイメージからルイスが勝ったと思いました。1Rのダウンが無ければ勝敗は逆になっていた。正に薄氷の勝利。次戦は爽快なKO勝ちが見たい。