WOWOWエキサイトマッチ 11月7日放送分

WBC世界ヘビー級挑戦者決定戦
ジェームス・トニー VS ライデール・ブッカー
ロイ・ジョーンズの唯一のライバル、ジェームス・トニー。ロイ・ジョーンズ戦後かなり低迷期間があるが、ロイ・ジョーンズが2連敗したのを尻目に浮上。一気にヘビー級の有力ランカーになった。各団体のランクも上位にいる。昨年のイベンダー・ホリフィールド戦が高評価に繋がっているのだろう。今回の相手は22戦全勝(12KO)のホープ。身長差約10cm。離れて戦われると苦しい展開になりそう。
結果は圧倒的なポイント差でトニーの勝利。ブッカーは全くの期待外れ。いや、トニーの戦い方が、ブッカーの良さを消してしまったのだろう。
途中からブッカーがKO負けだけは避けよう、という戦いになったので、ダラダラとした展開になった。結局、トニーの攻守にわたる上手さだけが印象的な試合だった。
あれだけ接近しても相手のパンチを貰わないのは才能なんだろう。解説の二人も盛り上がらない展開だったので10年前のロイ・ジョーンズとの試合の話ばかりしていた。浜田氏はトニー対ロイの試合はトニーが勝つだろうと戦前予想していたそうです。あの試合で二人は明と暗へ別れて行った。今は逆転している。人生色々だ。丁度、あの試合の数日前、試合会場のホテルに泊まっていた私。あの頃は何でも出来ると思っていた(嘘)懐かしい。トニーは1つ年下。
次はいよいよビタリ・クリチコウクライナ)への挑戦試合。身長差は20cmを越えるが、接近して戦えば充分に勝機はある。頑張れトニー!