完読No.90 空を見上げる古い歌を口ずさむ 小路 幸也 著 講談社文庫 

裏表紙

みんなの顔が<のっぺらぼう>に見える−。息子がそう言ったとき、僕は20年前に姿を消した兄に連絡を取った。家族みんなで暮らした懐かしいパルプ町。桜咲く<サクラバ>や六角交番、タンカス山など、あの町で起こった不思議な事件の真相を兄が語り始める。懐かしさがこみ上げるメフィスト賞受賞作!

以下ネタバレ
非常に変わった感じの世界観。いや、確かに懐かしい感じでもある。ミステリーでもあるし、SFでもある。私は好きな作品です。