完読No.27 スペース 加納 朋子 著 創元推理文庫

裏表紙

前作『魔法飛行』で生涯最大の冒険を経験した入江駒子は、その余波で風邪をひきクリスマスを寝て過ごすことに。
けれど日頃の精進ゆえか間もなく軽快し、買い物に出かけた大晦日のデパートで思いがけない人と再会を果たす。
勢いで「読んでいただきたい手紙があるんです」と告げる駒子。
十数通の手紙に秘められた謎、そして書かれなかった”ある物語”とは?
手紙をめぐる《不思議》にラブストーリーの彩りが花を添える連作長編ミステリ。
伸びやかなデビュー作『ななつのこ』に始まる、駒子シリーズ第三作。

以下ネタばれ

作者に、してやられた感が強い。
でも、それは、不快感ではなく、快感でした。

非常に良く出来ている。
構成がいいです。

あと、内容に関しては、私の苦手なラブストーリーなので、何とも言えませんが、爽やかなので微笑ましいです。
娘にして欲しい恋愛って感じ。

自分では?・・・・遠慮します。

それにしても、この本、前に読んでいるんだよね。
完全に覚えている個所があるもん。
なのに、ラストシーンは全く記憶が無い。
おかしい。