No.2「黎明浪漫譚」エムキチビート第十二廻公演 吉祥寺シアター

2014年1月7日〜1月12日10公演
★★★★☆

http://www.emukichi-beat.com/
数少ない男性の舞台俳優の知り合いである祁答院雄貴(本名です)君が出演するという事で観に行きました。
初エムキチビート。観る前は、舞台装置の感じからNODA・MAP的なお芝居かしら?と思っていましたが、そんな予想なんてすっかりと忘れて舞台に引き込まれました。
躍動感あふれる場面と、しっかりと見せる場面のメリハリが効いていて、約二時間飽きずに観れました。
父親の臨終に際して父の半生を走馬灯のように夢で魅せる。
舞台では時々観る設定です(俺が好きだからそう感じるだけかな?)。
その夢のシーンも現実バージョンと空想バージョンを創ることにより、深刻な状況にアクセントをつけていました。
更にコミックリリーフとして登場する、通りすがりの工場長チャーリー(勿論、あの映画のチャーリーです)と助手のケドウィン(祁答院君)が、コミカルでいい感じでした。
夢の中で王様を演じた(主人公の父親役も)大谷 朗さんの悲しみのシーンは、シェイクスピアの王様並みの迫力あるシーンでした。
あと、映像の使い方が非常に印象的でした。
後ろの方の席で最初はあれでしたが、最終的には全体を俯瞰で観る事が出来て、このお芝居を観る席としては最高でした。

【CAST】
米原幸佑RUN&GUN)、末原拓馬(おぼんろ)、酒井香奈子、祁答院雄貴、大谷 朗(演劇集団円
【STAFF】
舞台監督 : 中西輝彦
演出助手 : 下平慶祐(ひとつだプロダクション)
       佐藤慎哉(アナログスイッチ/虚構の劇団)
       桐野 翼(天才劇団バカバッカ)
アンダー : 塚本翔大(虚構の劇団)
音響   : 岡田 悠(One-Space)
照明   : 河上賢一(LaSens)
舞台美術 : 泉 真
舞台映像 : 冨田中理
舞台衣裳 : 小泉美都
舞台メイク: 工藤聡美
音楽   : 伊藤靖
デザイン : 小林直樹
       高橋陽子(デザイン・クリーチャーズ
スチール : たばたまみ
パンフレット撮影:赤坂久美
記録撮影 : 遠藤大介
制作   : エムキチビート
製作協力 : 合同会社アンデム
企画・製作: エムキチビート