スパイダーマン2 新宿プラザ

★★★★☆
1が面白かったので結構期待して見に行きました。映像に関しては文句無し。疾走感は前回以上でした。
但し、サイドストーリーが長い。スパイダーマンとMJの恋の行方やスパイダーマンの苦悩等。
あっ、でもそれってサイドストーリーじゃないか。
アクションシーンが好きなので少し物足りず。
前回と違う点は、ギャグシーンの多さ。冒頭の宅配ピザのシーンやMJが花嫁姿で走るシーン等は明らかに「お笑い」シーンだった。
一方でシリアスなシーンは前回よりシリアスだった。
しかし、長い。私見なので多分受け入れられないだろうが、MJともシーンは8割カットでもいいのではないだろうか。
MJが出ているシーンでも出ていないシーンでもスパイダーマンの頭はMJで一杯。
MJが出て無くても十分に苦悩が伝わる。
別にMJ役の女優さんが好みではないから言っているのではない。その部分が一番冗長に感じたからだ。
それと今回の敵役。絶対悪ではないのでやられるとかわいそうに感じる。結局、自己犠牲的な終わり方になってしまった。科学の理想を追い求めると結局はああいった結末になってしまうのか?「制御出来ない物には手を出さない」的な方向は使い古されてる気がする。実はスパイダーマンの糸が核融合の暴走を止められるとか、ピーターが地道にしていた研究が生かされるとか、何かアイデアはありそう。
ドクター・オクトパスがマッドサイエンティストになり切れていないのも?な点。
更に体は生身のおじさんなんだからスパイダーマンに全力で殴られたら即死でしょう。
何で平気なのか説明が無い。
それと、ハリー・オズボーンもそうだが、スパイダーマンに対する感情は完全に逆恨み。
恨みを持つ動機としては少し弱いかな。
ラストシーンを見ると3までありそうだが、ハリー・オズボーンが父親の跡を次ぐのとMJがスパイダーウーマンになるのだけは止めて欲しい。
文句ばかり言っているようだが、映画としては面白い。繰り返しになるが、私にとってのサイドストーリーを少なくして欲しかった。