No.9 アイ・アム・デビッド 試写会 ヤクルトホールXヤマハホール

1.★★★☆☆←客観的な目で見た評価
2.★★★★☆←思い入れを含んだ評価
映画の話の前に。今回はとんだドジをしてしまった。会場を間違えていた。いつもは友人に誘われて現地集合が多いので会場はメールで教えてもらっていた。
今回は葉書を貰っていたので間違えたのは全ておのれ自身のせい。
中途半端に試写会場を知っているので間違えてしまった。
ヤマハホールなのにヤクルトホールに行ってしまった。共通点は「ヤ」と最寄駅が新橋駅。ヤクルトホールについた時点で何となく違和感がありました。客層が違う。「アイ・アム・デビッド」なら女性が圧倒的に多いはず。なのに男性、しかもオヤジが多く見受けられる。でも、思い込みが激しい私の性格。まだ、この時点で信じて疑ってません。思い込みプラス頑固。ただ、最後の性格、せっかちがこのピンチを救いました。ヤクルトホールに着いたのが18時20分。間違いに気が付いたのが18時28分。これが18時50分過ぎだったら諦めました。
気が付いた瞬間にダッシュ。ややパニック気味のまま走り出した方向が逆でもう一度もとの場所に戻ってウロウロ。結局、新橋駅まで戻ってヤマハホールへ。実は私、かなりの方向音痴。目的地が分かってもスタート地点が違うとたどり着けない。ヤマハ、ヤクルト各々には行けてもヤクルトからヤマハには行けない。
そして漸くヤマハに到着。最後の試練。階段登り。ヤマハホールは入り口が2ヶ所ある。エレベータと階段。ホールは4階。エレベータで行きたくなるのが人情ってもんじゃない?ところがこの会場、階段でしか入れないのよ。私を殺す気。ブツブツ言いながら登ったわよ4階まで。既に銀座の街をダッシュして燃料切れの体に鞭打って、ハァハァ言いながら(別にMじゃないわよ)。そして受付のお姉さんへ葉書を。あまりにも死にそうな顔をしてらしく「大丈夫ですか?」と声をかけられました。普段ならにっこり笑って「大丈夫です。有難うお嬢さん」ぐらいは言うんだけど、その時は「ハァハァハァハァ」でした。(受付にスポーツ選手が使う酸素ボンベが置いてあると言う噂が流れるほど、ここの階段はきつい)
追記:その日はエレベータで上がってきてもOKだったそうです。口惜しい〜っ!
思い込み、頑固、せっかち、方向音痴、体力不足。この一日で自分を再確認出来ました。
さて、漸く映画の話。
以下ネタバレ。
私は泣いたわ(涙)(すいません、時々お姉言葉になってますが特に意味はありません)。魂を揺さぶられるような涙ではなく。「良かったよ〜、良かったね〜」と言う涙。
確かにかなりご都合主義な展開です。ストーリー重視の方は評価が低いかもしれません。でも、いいじゃない、いいお話なんだから。涙もろい女性はスッピンで行った方が良くてよ。帰りはパンダになっちゃうから。
音楽、風景の綺麗さ。そして押さえた演技を通じてデイビッド少年の心が徐々に溶けていく様子。全てがミックスされじんわりと伝わってきます。
宣伝を見た方は、宣伝を忘れて下さい。殆ど意味が無い宣伝です。
話は収容所の話ではなく、収容所から脱出してデンマークへ向かう道中の話です。
映画が始まると幾つか疑問が湧いてきます。

  1. 何故、開始10分以上○○が出ないのか?
  2. デイビッドは何故、○○○をしないのか?
  3. デイビッド少年は何故最後まで○○○○のか?

3以外は見ていれば分かります。そう言う意味では脚本はよく書けてました。
最後にイタリアの女性は子供の頃から手が早い。デイビッド危うし。