WOWOWエキサイトマッチ 3/6放送分

WBC世界スーパー・ライト(135〜140ポンド、61.23〜63.50Kg)級挑戦者決定戦
フロイド・メイウェザー VS ヘンリー・ブルセレス
"プリティーボーイ"フロイド・メイウェザーがスーパー・フェザー級、ライト級に続きスーパー・ライト級制覇に乗り出した。フロイド・メイウェザーが登場した時期と私がWOWOWを見ていない時期が重なったので、試合自体は多分これが初めて。
相手のヘンリー・ブルセレスは同階級WBOのチャンプ、ミゲール・コットのスパーリングパートナー。その実力はコットの折り紙つき。パートナーだけあってファイトスタイルがコットに似てます。恐らくメイウェザーサイドがコット対策として選んだ相手だろう。
メイウェザーが勝つだろうが苦戦するのでは無いか?と思ってみていたら・・・。
全然相手になりません。これはブルセレスが弱いのではなくメイウェザーが強過ぎる。
こんなに強かったのか・・・。離れても闘えるのに相手に合わせて接近戦を受け入れ、尚且つぐいぐい押してくるブルセレスを逆に押し返してました。下の階級からあがって来たとは思えない。
体を密着されているのに全然パンチが当たらない。どういうディフェンスしてんだ。
試合後、コットは深刻な顔をしてました。対策練らないと勝てない。
この試合では珍しい事があった。メイウェザーが試合の最中にリングサイドの解説者とトラッシュトークを繰り広げていた。試合前やインターバルの時ならまだ分かる。相手が目も前にいるのに目をそらして叫んでいた。ふざけている。解説のジョー小泉氏もお冠でした。
これも才能があるからなんでしょう。物凄い自信家らしい。自信家と言えばナジーム・ハメドを思い出すが、彼でさえ試合中は相手に集中していた。
物凄く強いだけにややアンチメイウェザーになりそう。
今回の放送ではスーパー・ライト級の特集がありました。各団体のチャンピオンが強く、次に控えている選手も強い。全階級を通じて最激戦階級です。今年はこの階級を要チェック。
4人のチャンピオンの中ではコンスタンティン・チューを応援してます。彼のノーモーションの右ストレートが好きです。ザブ・ジュダーを倒した右は強烈でした。ジュダーは意識はあるのに足が言う事をきかずカクカクしてました。あんなにカクカク足を見たのは初めて。
チュー対ハットンの試合。面白そうです。ハットンはイギリスで大人気のボクサー。
二人ともファイターだけに真正面から激しくぶつかり合う試合になりそう。
ガッティも好きです。最近は上手いボクシングになりましたが、昔はブンブン丸でした。
「ロッキー」が、映画だからあんなに打ち合えるんだろ?と言う人には是非ガッティの試合を見て欲しい。フルラウンド打ち合ってます。倒し倒されです。ボクシング史上に残る打ち合いを演じてます。
そのガッティとメイウェザーの試合があります。下馬評ではメイウェザー有利。でも、ガッティに勝って欲しい。ボクシングの上手さではメイウェザーに敵わないと思うので、昔のように打ち合って欲しい。勝機はそこにあると思う。
WBAチャンピオン:ビビアン・ハリス=3(ガイアナ
WBCチャンピオン:A・ガッティ=1(米)
IBFチャンピオン:コーシャ・ヅー(コンスタンティン・チュー)=3(豪)
WBOチャンピオン:ミゲール・アンヘル・コット=1(プエルトリコ
有力選手
リッキー・ハットン(英)WBA2位、WBC6位、IBF1位、WBO1位
フロイド・メイウェザー(米)WBA3位、WBC1位、IBF4位