No.19 ロング・エンゲージメント 丸の内ピカデリー1

1.★★★★☆←客観的な目で見た評価
2.★★★★☆←思い入れを含んだ評価
☆5つにしてもいい感じ。しなかったのは幾つか納得出来てない部分があるから。でも、凄く面白かった。4/1は映画の日。女性と違って男はこの日に映画見ないと。
ストーリーはこんな感じ。恋人が死んだと知らされたが、どうしても信じられないマチルダ。真実はどうなんだ?マチルダが不屈の精神で調べていく。はやりの純愛とはまた違ったラブストーリー。謎を解いて行く過程と美しい映像が映画を引っ張る。
監督はジャン=ピエール・ジュネアメリ(2001)、エイリアン4(1997)、ロスト・チルドレン(1995)、デリカテッセン(1991)の監督。何気に見てる。この中ではデリカテッセンが一番好きです。
主演はオドレイ・トトゥアメリです。外見は全然好みじゃないんだけど好きな女優さん。外見じゃなくて何に魅力を感じているのか?演技力?
他にはドミニク・ピノン。ジュネ監督の映画には必ずといっていいほど出てます。クシャおじさんにに似ていると私は思ってます。川谷拓三に似ているという人もいます。この人も好きな俳優です。
他にはあの人が出てます。ストレートに書くと申し訳無いので以下ネタバレ。
物凄くネタバレ。見てない人は読まないで下さい。


他にはジョディーが出てます。この映画に、しかもあんなチョイ役で彼女が出るなんて。全然知らなかったのでビックリしました。出演時間は少ないけど流石ハリウッド女優。出演シーンではトトゥを霞ませてました。あのシーンを広げて1本映画が取れそう。目じりのしわがいいです。若手女優には出せません。
流石に結末は書けませんね。実はストーリーも詳しくは書けない。ネタバレだと念を押してますが、間違って読んじゃう人がいるとかわいそうだから。
なので細部に目を向けて。
戦闘シーンは迫力がありました。あまり戦争映画を見ないので比べるものが少ないですが、プライベートライアン並の迫力。
それ以外のシーンは温かみのある映像でした。画面にオレンジ色を着け(三谷幸喜のマネ?)、それが効果的でした。回想シーン(子供時代の二人)を効果的に使い、それがラストシーンでも生かされてました。
何故、こんなシーンがあるのかと疑問を抱かせるシーンも後でちゃんと納得のいく説明がなされてます。
街並み(1920年のフランス)は見事に再現されてました。
それと服装。今着てもいいんじゃない?と思わせる服装(グリーンのカーデガン)も幾つかありました。
アンジェロ・バダラメンティの音楽もじんわりと良かったです。「ワイルド・アット・ハート」の音楽もこの人だそうです。それを教えてもらった瞬間、頭の中に流れた曲は「ツイン・ピークス」の曲でした。でも、これもアンジェロ・バダラメンティだそうなので、当たらずとも遠からず。
話にはあまり関係無いけど、マチルダ(トトゥ)が途中チューバを吹きます。恥ずかしながら曲だと気がつかなかった。でも、何て曲だか分かりませんでした。知っている人はいないだろうか?
幾つか納得出来てない部分があると書きましたが、手紙とドイツ人が喫茶店で話すシーンです。
もう一度DVDでゆっくり見たい作品です。
一番印象に残ったシーン。マチルダがマネクが初めて愛し合うシーン。徐々に服を脱いでいくマチルダをマネクがマッチの火で照らす。点けたマッチをマチルダが吹き消し、次のマッチを着ける間に1枚ずつ脱いでいく。最後の方は中々点かない。愛らしいシーンでした。
映画が始まる前の宣伝で「コンスタンティン」と「ミリオンダラー・ベイビー」が。
コンスタンティン」はマトリックス?と思わせて実は違うんだろうな。「マトリック」を見たままで判断すると監督が意図したのと全然違う方向へ導かれてしまう。導かれたまま「コンスタンティン」を見ると「マトリックス」=「コンスタンティン」の図式が成り立ちそう。それを確かめるために見たい。
ミリオンダラー・ベイビー」監督賞、作品賞、主演女優賞、助演男優賞アカデミー賞、主要4部門を獲った作品なので見ないと駄目でしょう。宣伝だけではモーガン・フリーマンの役どころが分からん。トレーナー役はモーガン・フリーマンだと思っていたがクリント・イーストウッドなのかな?過去のクリント・イーストウッド監督作品は全て途中で寝ているのでこの作品は最後まで起きていたい。先ずはそこから始めたい。