No.21 バタフライ・エフェクト 試写会 九段会館

doradora05112005-04-20

1.★★★☆☆←客観的な目で見た評価
2.★★★★☆←思い入れを含んだ評価
バタフライ・エフェクト:「ある場所で蝶が羽ばたくと、地球の反対側で竜巻が起こる」。初期条件のわずかな違いが、将来の結果に大きな差を生み出す、という意味のカオス理論の一つ。
以下ネタバレ。
開始から1時間20〜30分ぐらいまでスッキリしない展開でした。でも、何かあるんじゃないかと集中して見てました。ありました、何かが。それまでバラバラと見せられていたパズルの断片が最後の最後でピタット収まりました。
脚本には☆5つ、監督にも☆5つ、出演者が好みじゃないのでトータルでは☆4つ。
他の人に勧めない理由。最後まできっちりと集中して見ないと面白さが分からない映画だから。
チラシに「公開されるとすぐに、『マトリックス』を越えるオリジナリティと絶賛され、全米初登場No.1の大ヒットを記録。」と書いてある。『マトリックス』を引き合いに出す理由はイマイチ分からないが、オリジナリティという点では納得。
所謂、技巧派の映画ですが、根底に「愛」が貫かれているので多少強引な箇所もあるけど納得させられる。
これまたチラシに「映画史上最も切ないハッピーエンドの物語が、始まる。」と書いてあった。
映画を見る前にチラシを見なくて良かった。これを読んでいたらラストが分かってしまった。
キャッチコピーとしてインパクトがあるのは分かるが、これじゃあネタバレだよ。
[漫画]ラストバイニン 存在 stage.7 嵐田武 原作
飛び降り自殺に見せかけた偽装殺人!!その真相は・・・!?
以下ネタバレ。
今までの作品の中で一番構成がしっかりしていた。ベースにあるのはあの映画だが、上手に使っているので気にならない。最後まで読んで最初に戻ると2ページ目の一コマ目で結末がよめるようになっている。何気なく読むと分からないが、その辺も上手く書いている。最後の一コマをもう少し分かりやすくしてもいい気がした。普通に読んでいれば分かるけど。それとつのだじろーはいらんでしょ。