完読No.46 顔FACE 横山秀夫 著 徳間文庫

doradora05112005-06-13

男社会である警察組織で信念を持って働く婦警・平野瑞穂。
光に憧れを持つ影は何処にでもある。憧れる故に拒否し嫉妬する影もある。光ももっと強い光に憧れ嫉妬する。結局は光には影の気持ちは分からないんだ。でも、だからって自分を曲げる事は出来ない。年齢の割に非常に人間が出来てます。平野さん。自分の周りにこんな人がいたらどう思うだろう?一瞬コンビを組んだ老刑事の退官の日。パレードに参加しなかった老刑事の許に挨拶に来た平野さん。印象的なシーンでした。