WOWOWエキサイトマッチ 10/24放送分

doradora05112005-10-27

詳細はWOWOWの公式サイトから引用
WBA世界L・フライ級タイトル・マッチ(8月20日パナマ
WBA世界L・フライ級王者ロベルト・バスケスパナマ)V.S.ホセ・アントニオ・アギーレ(メキシコ)
ロベルト・バスケス
20戦19勝16KO1敗22歳(1983年5月26日生) 身長163cm、リーチ165cm
●05年4月、ベビス・メンドサに10回KO勝ちで空位WBA世界L・フライ級タイトル獲得(防衛計0度)
ホセ・アントニオ・アギーレ
37戦33勝20KO3敗1分30歳(1975年7月5日生) 身長159cm、リーチ162cm
●04年1月、後楽園ホールイーグル京和角海老宝石)に12回判定負けでWBCタイトル失う
●05年3月、エリック・オルティス空位WBC世界L・フライ級タイトルを争い7回TKO負け

「ラ・アラーニャ」(クモ)の異名を持つバスケスと「ハグアール」(ジャガー)の異称を轟かせるアギーレの対戦。成長著しい22歳のチャンピオンが、盛りを過ぎた感のある30歳の元ミニマム級チャンピオンを圧倒して新時代の扉をこじ開けそうだ。
バスケスは今年4月、空位の王座決定戦でベビス・メンドサに10回KO勝ちを収めてタイトルを獲得。今回が初防衛戦となる。20戦19勝(16KO)1敗という戦績が物語るとおりの強打者で、強引とも思えるアタックを敢行して力づくで相手をねじ伏せてしまう。サウスポーを基本形とするが、左右にスイッチすることもある。慢心とケガがなければ長期政権も可能と思われる実力者に育ちつつある。
一方のアギーレは2000年2月に24歳でWBCミニマム級チャンピオンになり、このタイトルを4年間に7度防衛した実績を持っている。04年1月、イーグル京和に王座を明け渡してからはライト・フライ級に転じたが、今年3月には空位WBC王座決定戦でエリック・オルティスに7回TKO負けを喫した。
37戦33勝(20KO)3敗1分のレコードが示すとおりの強打者で、ダイナミックな攻撃とパンチの正確さに定評がある。
実績と大舞台の経験ではアギーレが上回るが、いまのバスケスの勢いを止めるのは至難の業と思われる。アギーレが序盤でダメージを与えるパンチをヒットして主導権を握ることができなければ、若いチャンピオンのパワーに蹂躙される可能性が高い。

Written by ボクシングライター原功

バッティング?パンチ?スローを見てもどちらだか分からない。4Rにアギーレが左眉の上をカット。血がピュッピュッと噴出していた。バッティングをアピールするアギーレ。認められず試合開催。ロベルト・バスケスの攻撃に耐えられず。TKO負け。若干かわいそうな気もするが、カットが無くてももって2,3Rだったろう。ロベルト・バスケスはダウンしたが、ダメージは無く、終始試合を支配した。
パナマでは久しぶりの世界チャンピオンに国をあげて喜んでいるらしい。
イラリオ・サパタの柔軟性?ととロベルト・デュランのパンチ力を持つ選手、と言われているらしい。ジョー小泉氏は「それは誉めすぎ」と言っていたが、それも含めて期待されている選手。
軽量級らしからぬ思いパンチを放つ。リーチが長いし、サウスポーなので相手選手は戦いにくいでしょう。
・WBC世界L・フライ級タイトル・マッチ(9月10日 カリフォルニア州
WBC世界L・フライ級王者エリック・オルティス(メキシコ)V.S.ブライアン・ビロリア(米ハワイ州
エリック・オルティス
29戦24勝16KO4敗1分28歳(1977年5月19日生) 身長157cm、リーチ173cm
●05年3月、ホセ・アントニオ・アギーレに7回TKO勝ちで空位WBC世界L・フライ級タイトル獲得(防衛計0度)
ブライアン・ビロリア
18戦17勝11KO1無判定24歳(1980年11月24日生)身長163cm
●04年12月、アンヘル・プリオーロに7回KO勝ちで空位WBCラテンアメリカ・フライ級タイトル獲得(防衛計0度)

今年3月、空位の王座決定戦で元ミニマム級チャンピオンのホセ・アントニオ・アギーレを倒してタイトルを獲得したオルティスは、強打とタフネスを併せ持った好戦的なボクサーファイター。瞬時の対応に閃きは感じられないが、叩き上げのプロフェッショナルといった趣を持つ。
一方、挑戦者のビロリアは「ハワイアン・パンチ」の愛称を持つパンチャー。シドニー・オリンピックに出場後プロ入りし、これまで18戦17勝(11KO1無判定)と挫折を知らない。軽量級らしいきびきびした動きの中からボディブローを繰り出して攻め上げる果敢な戦闘スタイルの持ち主だ。
戦前の賭け率は1.45対1で挑戦者有利と出ている。若さと勢いがチャンピオンの牙城を崩すと見られているのである。ビロリアが先制してオルティスが迎え撃つという展開が予想される。打撃戦になるとビロリアが本領を発揮しそうだ。オルティスとすれば勝負を中盤以降の消耗戦に持ち込みたいところ。

Written by ボクシングライター原功

ブライアン・ビロリアの強さだけが目立った試合。チャンピオンはいい所が全く無い。1RKOで決着。ブライアン・ビロリアのハンドのスピード。軽量級ならではのスピードある選手。ディフェンスもいい。ロベルト・バスケスとの統一戦を早く見たい。90年代前半のマイケル・カルバハルV.S.ウンベルト・ゴンサレス並みの戦いになりそうな予感。