カブトガニの血液は役に立つ

不平屋のつぶやきさんに教えて頂きました。

カブトガニの血球の中にあるタンパク質が、エンドトキシンという毒素の検査に利用されるようになったのです。エンドトキシンは、大腸菌などの細菌に含まれる毒素で、人間の血液中にほんの少しでも混じるとショック死を起こす、たいへん恐ろしい物質です。
注射液にこの毒素が含まれているかどうかを、製造過程で知るために、今までのウサギに注射して発熱を待つ方法よりはるかに短時間(1時間くらい)で、また、1グラムの10億分の1くらいの微量でも検出できるようになったといわれています。この他にも食品や水質の検査などもでき、また、カブトガニの血液中に動いているアメーバ状の細胞が、体内に侵入してきた細菌を取り囲んで固めることから、人間のガンの早期発見にも利用されています。最近では、エイズウイルスが体内で増えるのを、抑える働きがあることがわかりました。

凄いね!
http://www.city.saijo.ehime.jp/kabutogani/blood/