No.2 薬丸君と薬師丸君 モッカモッカ 下北沢OFFOFFシアター  

doradora05112006-01-16

★★☆☆☆
http://blog.livedoor.jp/moccamocca/
本当は☆2つ半なんですが、期待が大きかったので辛口評価で!
何故かカップルばかり観に来てました。私は前後をカップルに囲まれた。もっとカップルらしい芝居を観に行けよ〜。
作:モッカモッカ+ブルースカイ(先輩後輩コント)+上田誠ヨーロッパ企画)(美術館、コンテスト、人材派コント)
演出:モッカモッカ
出演:加藤啓(拙者ムニエルhttp://www.sessya.com/)、
辻修(動物電気http://www.doubutsu-denki.com/
加藤啓&辻修、共に所属劇団の看板役者。小劇場系の中堅劇団。ファンも多いのでこのユニットを楽しみにしている人も多いはず。私もその一人。
以下ネタバレ
・色気セミナー:講師(加藤啓)、生徒(辻修)。めちゃめちゃな講師に困惑する生徒。生徒のセクシー度が上がり、先生のセクシー度が下がる。交わった地点でランチ。ノンセクシーに対してイエスセクシー。有名人のセクシー度。尾崎豊、生まれて直ぐにマックスのセクシー度。死ぬ寸前に下がる。佐野元春、デビューして暫くマックスのセクシー。「サムデイ」で落ちる。
・暗転の時の映像。
1.豊川悦司(加藤啓)にやたらと追いかけられる辻修。落ち葉の中やユニットバスから飛び出てくる豊川悦司が無気味で笑える。
2.釣堀に行く辻修。全然釣れず。ようやくかかった大物に引きづられて釣堀に落ちる(本当に落ちる)。
3.モデルルームに行く辻修(夫婦で)。担当者にめちゃな要求を出す。「忍者屋敷のようにしたい」「風呂は3つで一つはヒノキ、一つは滑り台付き、・・・」「地下3階だて。一番下にゲートボール場」一々反応してくれる担当者が可笑しい。深夜テレビの悪ふざけ企画のよう。
・美術館:ゴッホのヒマワリを警備する警備員(辻修)。見に来た人(加藤啓)。写真を撮ろうとする加藤を静止する辻。無理やり撮影する加藤を必死に防ぐうちに絵に触れて絵の具が付いてしまった辻。慌ててふき取るも取れない絵の具。「ゴッホの情念がぁ〜」叫ぶ辻。
ロボコンロボコンに出る二人。操作する人(加藤啓)、ロボット役(辻修)。ロボットに似ていると言われて人間なのにロボコンに出場する事になった辻。暗示をかけて徐々にロボットになりきる辻。最後は本当にロボットのように感情がなくなる辻。悲しくなってなって泣く加藤。しんみり。
・ウルトラ警備隊:ホワイトボードと机と黒電話2つの部屋。ウルトラ警備隊らしい。電話がかかってくる。「エレキングが札幌に!」「ウルトラマンを派遣しろ」「バルタン星人が佐渡に?」「タロウを行かせろ」「四国にカネゴンが」「セブンを行かせろ」「セブンは3日連続で出勤したので今日は休みです」こんな会話が続く。セブンはアイスラッガーを自宅に忘れツルツル。大変。
・ジョンレノンとオノヨーコ:ファンが見たらマジで怒るね。でも、イチャイチャする夫婦ってやっぱり間抜けなんだね。前から思っていたけど言いにくかった。
・バイト:うまい棒を作るバイト。バイト(辻修)に説明する社員(加藤啓)。剥き出しのうまい棒が詰まれている。匂いをかいでそれぞれの袋に入れる。臭いで分からない場合は食べてみる。時々チョコバットやフ菓子混ざっているので注意。全て食べて袋だけ余った場合。その袋にチョコバットを入れる。そして四国へ送る。四国の人は怒らない。袋をとじる時にホチキスを使う。でも、社員にダメだしを喰らう。「ここがね、ホチキスで止めたみたいになっているでしょう。それがダメ。」「でも、ホチキスで止めているんですよね?」無視。
・先輩後輩:これが一番面白かった。サッカー部の部室。マネージャーに恋する先輩。告白するか悩んでいる。そこへ後輩が忘れ物(はさみ)を取りに戻る。「マネジャーって同じクラスだったよなぁ〜」後輩に聞く先輩。「あいつ何かやりましたか?あいつおかしいから。俺も付き合ってからわかった・・・」マネージャーは後輩の恋人だった。ショックを受けつつ。会話が進む。先輩を尊敬しているんだが、体臭が犬の死骸ぐらいきつい、とか、服のセンスが悪い、とか、悪口のオンパレード。挙句にマネージャーにも物凄く嫌われている事が判明。そしてかなり悲しい結末。
順不同
コントなので仕方が無いにしても、この二人ならもっと凄い事が出来る気がする。松尾スズキ大竹しのぶの二人芝居「蛇よ!」は無理だとしても、コントより芝居仕立てにした方が良かった気がする。16日までやってます。興味がある方は是非!!