完読No.15 猫はこたつで丸くなる 柴田よしき 著 光文社文庫

doradora05112006-03-02

猫の正太郎が探偵役のシリーズ3弾。短編集です。肩のこらない作品ばかりなので、頭が疲れている時にお勧め。コメディタッチですが、謎の部分は意外ときっちりしているのでミステリー好きにも対応可。猫好きにも対応可。
1.正太郎ときのこの森の冒険
2.トーマと蒼い月
3.正太郎と秘密の花園の殺人
4.フォロー・ミー
5.正太郎と惜夏のスパイ大作戦
6.限りなく透明に近いピンク
7.猫はこたつで丸くなる
1,3,5,7が正太郎。2,4,6がトマシーナ(雌猫)とゴンタ(去勢雄猫)。それぞれ飼い主と共に謎を解決。正太郎の飼い主は売れない推理小説家。バツイチで元旦那からの慰謝料と稿料で何とか生活している。現在、大学の先生と交際中。次の本では結婚しているかも。
トマシーナとゴンタの飼い主はイケメン編集者。現在30歳半ば。独身。交際していた女性に振られて自棄を起こすも、知らぬ間に復縁。因みに飼い主の生活状況はストーリーとさほど関係ありません。猫たちが飼い主を暖かい目で見守っているのが可愛いです。