完読No.45 逆説の日本史 13 近世展開編 井沢 元彦 著 小学館


このシリーズも江戸時代に入りました。ここから更に面白くなりそうです。この巻では、五代将軍綱吉の事が興味を引きました。著者によると彼は聖徳太子以上の政治家そうです。私は「生類憐れみの令」を施行した変人、所謂バカ殿だと思っていました。どうやらそうでもなさそうです。彼が「生類憐れみの令」を定めたのは動物愛護のためだけではなく、もっと深遠な考えがあったようです。その辺は本に書いてあるので興味のある方は読んで下さい。これに絡めて「赤穂事件」(忠臣蔵の元になった実際の事件)について書いた「忠臣蔵元禄十五年の反逆」も面白いです。
でも、「忠臣蔵・・・」の時は綱吉の事を評価して書いてなかったような気がするんだけど、評価が変わったのか?