完読No.71 λに歯がない 森 博嗣 著 講談社ノベルス


裏表紙

密室状態での研究所で発見された身元不明の4人の銃殺体。それぞれのポケットには「λに歯がない」と記されたカード。そして死体には・・・・歯がなかった。4人の被害者の関係、「φ」からはじまる一連の事件との関連、犯人の脱出経路ーすべて不明。事件を推理する西之園萌絵は、自ら封印していた過去と対峙することになる。ますます快調Gシリーズ第5弾!

結局出ると買ってしまうんだよな。森 博嗣。ここ最近の作品は、読後感がすっきりしなかった。これもあまり期待しないで読みました。
以下ネタバレ
お〜、久しぶりにすっきりした。ちゃんとトリックがあるよ。それにしても森 博嗣の他の作品を読まずに、いきなりこの本を読んだ人は何がなんだか全然分からないだろうな。人間関係が!誰ってはっきり書かないから。S&Mシリーズからづっと読んでいる人には自明のことでも、初めて読んだ人には全く分からない。まぁ、私は前者だからいいけど。新しい読者層を開拓する気が全く無いね。森 博嗣さんは。それでも売れるからいのか。