完読No.74 出られない五人 井上 上鷹 著 NON NOVEL


裏表紙

東京郊外のビルの地下にあるバー<ザバズバ(the bar's bar)>に集う男女5人。脳溢血で急逝した愛すべき酔いどれ作家・アール柱野を偲び、彼の馴染みの店で一晩語り明かそうという趣旨の会合だった。だが、突如身元不明の死体が目の前に転がり出たところから、5人に疑心暗鬼が生じる。殺人犯がこの中にいる!?翌朝まで鍵をかけら外に出られなぬ密室の中、緊張感は高まっていく。しかし、5人には、それぞれ出るに出られぬ「理由」があったのだ・・・・。ミステリ界期待の大型新人が放つ傑作長編!

以下ネタバレ
この作家は、長編より短編の方が面白いと思う。「出られない五人」が決して面白くないわけではなく、前に読んだ短編の方がずっと面白いだけ。