完読No.10 グルメ探偵と幻のスパイス ピーター・キング 著 ハヤカワ文庫


裏表紙

古今東西の食べ物を知り尽くしたぼく、グルメ探偵が鑑定したのは人類史上もっとも高価といわれる幻のスパイスだ。心をとろけさせる至福の香り、口じゅうに広がる極上の風味ーまちがいなく本物だ。無事に仕事を終えて緊張から解き放たれたのも束の間、スパイスがこつぜんと消え、さらに殺人まで起きて、なぜかぼくが第一容疑者に?!超一流の味覚嗅覚フル稼働で真犯人を突き止めてやる!絶品、満腹フルコース・ミステリ

以下ネタバレ
グルメ探偵、第二弾、舞台はアメリカ、ニューヨーク。世界各国の料理が集まる街。今回は目の前で忽然と消えた幻のスパイスを探せ!美人の警官にデレデレし、美人レストランオーナーに手なずけられ、これまた美人な薬品会社副社長にご馳走されつつ、調査を進めていきます。調査の過程で出てくる料理はどれも美味しそう。主人公はコックの経験もあるので簡単に済ませたい時は自分でも作ります。それも美味しそう。自分でも試したくなる簡単なレシピ。
美人と美食には目が無いのは、私も同様なだけに妙な共感を寄せつつ、楽しく読める本です。
追記
登場人物が多くて、結局犯人が分かっても、前のページに戻らないと誰だか分かりませんでした。登場した女性が、全員美人という設定は、嬉しいが、説得力に欠ける。主人公の女性を見る目が、極端に低いのか?と思ってします。