未読No.32 天帝のはしたなき果実 古野 まほろ 著 講談社NOVELS 


裏表紙他

中井英夫の『虚無への供物』に人生を狂わされ、新本格推理をプロデュースした宇山日出臣。奇跡的なめぐり合わせにより、本書はその名伯楽からの最後の贈り物にして最大の挑発となった。これこそ、虚無なる青春への供物。真正の本格にして破格のミステリ。この美酒に天帝は必ずや微笑む。
有栖川有栖

第35回メフィスト賞受賞作
めくるめく知の饗宴、物狂おしいまでの超絶技巧。
メフィスト賞、いやノベルス史上 空前の本格ミステリ

90年代初頭の日本帝国。
名門頸草館高校で連続する惨劇。
子爵令嬢修野まりに託された数列の暗号を解いた
奥平が斬首死体となって発見される。
報復と解明を誓う古野まほろ
吹奏楽部の面子のまえで更なる犠牲者が!
本格と幻想とSFが奇跡のように融合した青春ミステリ

開演に先立ちまして、観客の皆様にご案内申し上げます。
当劇場の演目は、帝国文藝第三劇場令(平成3年9月18日勅令第4号)の規定に基づき、探偵劇であつて左の何れにも該当するものに限るものとされております。
一 本格劇であること。
二 変格劇であること。
三 青春劇であること。
四 幻想劇であること。
五 空想科学劇であること。
六 読者への読者への挑戦状其の他の古典的探偵劇に係わる事項として内務省令を以って定るものを含むものであること。
ーそれでは開演です。風紋と交響的変奏のための探偵劇、どうぞ御堪能ください。
ー開幕鈴ー

早々に挫折した。厚いからではない、読み進めないのである。殺人事件もまだおきていない。そして、登場人物たちのいい様がなんかむかつく・・・・。返品したい。