完読No.77 メシアの処方箋 機本 伸司 著 ハルキ文庫


裏表紙

ヒマラヤで氷河期が決壊した。下流ダム湖に浮かび上がったのは、なんと古代の「方舟」だった。こんな高地になぜ文明の跡が?いぶかる調査隊をさらに驚愕させたのは内部から発見された大量の木簡。それらにはみな、不思議な蓮華模様が刻まれており、文字とも絵とも判然としなかったが、なんらかのメッセージを伝えているのは確かだった−。一体何者が、何を伝えようというのか?第3回小松左京賞受賞作『神様のパズル』に続く、傑作長編SF、待望の文庫化。

以下ネタバレ
『神様のパズル』もそうでしたが、一見おちゃらけた内容に見えるけど、結構深い事が書いてあります。
一気に流し読みをしたけど、もう少しゆっくり読めばよかった。特に後半。「不空」ちゃんの想いがジンワリと伝わってくる気がした。