完読No.79 くちぶえ番長 重松 清 著 新潮文庫


裏表紙

小学四年生のツヨシのクラスに、一輪車とくちぶえの上手な女の子、マコトがやってきた。転校早々「わたし、この学校の番長になる!」と宣言したマコトに、みんなはびっくり。でも、小さい頃にお父さんを亡くしたマコトは、誰よりも強く、優しく、友だち思いで、頼りになるやつだったんだー。サイコーの相棒になったマコトとツヨシが駈けぬけた一年間の、決して忘れられない友情物語。

以下ネタバレ
帰りの電車で一気に読んでしまった。妙に読みやすいと思ったら、小学四年生に連載されていたものだった。読みやすいはず。最近、この手の話に弱いな。そして重松清氏初読。こういう話も書くんだな。
唐突にこんな歌詞を思い出した。
「さよならは別れの言葉じゃなくて、再び逢うまでの遠い約束」美礼先生も昔は若かった。