完読No.105 心臓と左手 座間味くんの推理 石持浅海 著 カッパ・ノベルス

裏表紙

論理のアクロバットを堪能する六編と、名作『月の扉』ーその後。
小学校六年生の玉城聖子は、十一年前に沖縄で起こったハイジャック事件の人質だった。従姉の勧めで沖縄にある進学校を見学に行った聖子は、那覇空港で命の恩人と「再会」を果たす。そこで明かされる思わぬ事実とはー?(「再会」)。
警視庁の大迫警視が、あのハイジャック事件で知り合った“座間味くん”と酒を酌み交わすとき、終わったはずの事件ではがらりと姿を変える。これが、本格ミステリの快楽だ!切れ味抜群の七編を収録。<<
以下ネタバレ
久しぶりにミステリ作品を読みました。いいミステリはやっぱりいいや。完全に安楽椅子探偵。私的にはあのハイジャック事件の隠された何かがこの短編集で明らかになる、なんて展開を期待していたけど、そうはなりませんでした。