No.27 審判員は来なかった ペンギンプルペイルパイルズ シアタートラム

★★★★☆
以下ネタばれ
一度観ただけでは意味が分からないような、一度観るともう一度観たくなる芝居を作っていたこのユニット。しかし、こんかいは違いました。同じ人が作ったとは思えない平易な作り(安易ではありません)、ドリフトを彷彿させるどたばた劇。しかし、随所にペンギンらしさをちりばめ、飽きさせない展開でした。こういうのもいいですね。舞台装置がかわってました。相変わらずの閉塞感のある一部屋。微妙に狭い。後で分かりますが、3つに仕切られてました。それぞれの仕切りで別の人物になり、話にテンポを与えていました。
役者陣
片桐仁:流石のボケぶり。舞台に登場すると全て持っていきます。
・小林高鹿:独立国の初代大統領とその国の国技考案者。大統領役はぴったり。・ぼくもとさきこ:第一秘書と副審判長と大司教。くせっ毛の第一秘書がいい。夫が命を懸けたこの国の独立。おもいいれありすぎ。・玉置孝国:いつもは影がある役だが、今回は単純な人の役。大袈裟な演技に味がありました。
近藤智行:一緒に観た友達、一押し。
吉川純広:彼も常連さんね。
安藤聖:初めて見る女優さん。内田慈さんに似てる。倉持さんの女優さんの好みなんでしょう。