完読No.37 落下する緑 永見緋太郎の事件簿 田中啓文 著 創元推理文庫

裏表紙
唐島英治クインテットのメンバー、永見緋太郎は天才肌のテナーサックス奏者。音楽以外の物事にあまり興味を持たない永見だが、ひとたび事件や謎に遭遇すると、楽器を奏でるように軽やかに解決してみせる。逆さまに展示された絵画の謎、師から弟子へ連絡綿と受け継がれたクラリネットの秘密など、永見が披露する名推理の数々。鮎川哲也も絶賛した表題作にはじまる、日常の謎連作集。
以下ネタばれ
日常の謎にジャズのセンスを加えて料理する。謎と知性のセッション。短編の後にジャズの解説が面白い。次の短編集が出るみたい。楽しみです。