★★★★☆
以下ネタばれ
http://kaki-kuu-kyaku.com/nextstage.html
ご免なさい。先に謝っておきます。今まで、私は七味さんを見誤っていた。今までの出演作を見ていて、七味さんと言う女優さんは、主役が舞台上で暴れまくるのを脇で支えながら舞台を締める役割を担っている人と思っていた。違っていました。彼女もまた、舞台上を暴れまわれる、稀有な女優さんでした。しかも、彼女は脇で支えることも出来る女優さんなので、今回のように一人芝居をさせるには、実は最適な女優さんでした。中屋敷さんもそういう思いで彼女を選んだのではないかと、勝手に想像しています。
さて、芝居の中身に関して。脚本！相変わらずの妄想系。女子高校生ものです。メチャメチャです。でも、楽しい。演出！良かったです。前半と後半で同じ台詞を言うシーンでのライトの使い方。まっさらな舞台に舞台装置は無し。いや、七味まゆ味という、飛びっきりの舞台装置を置いて、縦横無尽に動かします。前から思っているんですが、柿は人数が少ない方が面白い。あと、アフタートーク。中屋敷「王子では、駄作をやる」。挑戦的な作品をやる、って意味。そう思っていたけど、意識的にやっていたんだね。
