完読No.15 福家警部補の挨拶 大倉 崇裕 著 創元推理文庫

裏表紙

本への愛を貫く私設図書館長、退職後大学講師に転じた科警研の名主任、長年のライバルを葬った女優、良い酒を造り続けるために水火を踏む酒造会社社長―冒頭で犯人側の視点から犯行の首尾を語り、その後捜査担当の福家警部補がいかにして事件の真相を手繰り寄せていくかを描く倒叙形式の本格ミステリ刑事コロンボ古畑任三郎の手法で畳みかける、四編収録のシリーズ第一集。

以下ネタばれ

・最後の一冊
オッカムの剃刀
・愛情のシナリオ
・月の雫

オッカムの剃刀」が一番面白いかな?
でも、なんか、古畑で見た感じの話になってしまうんですよね。
それは、刑事コロンボで見たような感じでもあるし。
結局、倒叙物の限界は、その辺にあるのではないか?