1.★★★★☆←
客観的な目で見た評価
2.★★★★☆←
思い入れを含んだ評価
以下ネタばれ
何よりビックリしたのが、今年2本目の映画と言う事。
ちゃんとお金を払ったのは、初めて。
そんなに行って無かったっけ?
映画自体は、良かったです。
ハッピーエンドだし。
宣伝は、クイズに次々と正解していっている事をクローズアップしているので、実際にはそれはきっかけに過ぎないとわかると、拍子抜けします。
多少の(いや、かなりの)ご都合主義な部分もありますが、全体としてはサスペンステイストがいい感じに物語にスピード感を与えている。
主人公の二人(ジャマールとラティカ)は好感が持てるし、悪者もきっちり悪者だし、最後の最後に、肉親の情に目覚めた兄もカッコいい。
最後の問題のくだりは、作り過ぎの様な気もした。
まぁ、ハッピーエンドにするにはああするしかなかったけど。
あと、最後の踊りはいらないんじゃない?別にインド映画じゃないんだし。
しかし、インドの女性は、どうしてああ綺麗なんだろう?
ラティカ役の女性もかなり綺麗だった。
それにしても、これってインドを舞台にしただけで、ハリウッド映画だよね(このあたりの感想はパクリです。)。
所謂、典型的なハリウッド映画。
でも、そう感じながら、現代インドの持つ、様々な現実は、きっちりと入ってくる。
これは、監督の手腕でしょう。
あと、妙に絵(画面)が綺麗なんですよ。
スラム街だから、相当汚いと思うんだけど、画面の色彩が綺麗なんです。
個人的には、タージマハルで生き延びる、子供たちの逞しさが、印象的でした。
アメリカ人に100ドル札を払わせる演出は、皮肉的でいい。
最後に、ジャマール⇒ラティカの気持ちは分かるんだけど、ラティカ⇒ジャマールってどうして?と思う。
ただ、一途に思い続けた事が嬉しかったのか?
それとも大金をつかんだから?(日本円にすると4000万ぐらいよ。)
だって、ジャマールってストーカーだよ?(ファンに怒られそうだな。)
私は、ひねくれ者だから、サリームの最後は納得がいかないんだよね。
ああじゃなくてもいいよね。
もっと、したたかに対応させて欲しかった。
以下、完全にネタばれ
だって、ラティカが親分の奥さんになれたのは、サリームの導きがあったからだよ(もっとも、親分に取り入るために差し出したんだろうけど。)
あのまま、ジャマールとラティカが二人で生活したって、かなり苦しいよ。
それが分かっているからサリームは・・・・・。
まぁ、ひねくれ者だからそう思うだけなんだけどね。
素直にハッピーエンドな映画だと思っている方が楽しめていい。
憎まれ口を書いてますが、面白いですから。
まだ、見てない人は是非。