完読No.14 左腕の誇り 江夏豊自伝 波多野 勝 構成 新潮文庫

裏表紙

「江夏の21球」「オールスター9連続奪三振」「年間401奪三振」。
球史に輝く数々の伝説と記録を打ちたて、引退してなお人々に鮮烈な印象を残す、
天才左腕・江夏豊
関西に生まれたガキ大将は、いかにして20世紀最高の投手に成り得たのか。
栄光と挫折に満ちた波乱万丈の野球人生を語り尽くす。
王、長嶋、野村、田淵、衣笠ら名選手との秘話も満載。
すべての元野球少年に贈る、決定版自伝。

あまり期待しないで買った本でしたが、予想と違って、中身の濃い本でした。
江夏豊と言う偉大な投手の話ですが、人生の教科書のように様々な事が書いてあります。
別に道徳の教科書ではないので、いい事ばかりが書いてある訳じゃないです。
でも、最後の方は、泣きそうになりました。
何だか分かりませんが、涙がこぼれそうになりました。

指導者、経営者、何かの長、人の上に立つ人間は、その庇護下にある人間を自分に合わそうとしてはいけない。
その人の持っているものを最大限に引き出してあげないといけない。
そんな、この本の趣旨とは全く関係の無い感想が浮かんできた。

私は、人の上に立つ人にはなりそうにないし、積極的になるつもりはないが、仮
想江夏が近くにいたら、彼・彼女が輝けるような場を作ってあげたい。

P.S.阪神ファンは、全員読むべし。