No.28 劇団一の会 第38回公演『いつでも君を』@ONE`S STUDIO

★★★★★

http://gekidan-ichinokai.com/

作・演出:松本哲也(小松台東)
出演:瓜生和成(東京タンバリン)・遠藤弘章(東京タンバリン)・皆戸麻衣(ナイロン100℃坂口候一熊谷ニーナ・大平原也・中込昌幸・鈴木和徳

松本さんに惹かれて観に行きました。
結論、私は松本さんの作品と相性がいい。
そこそこ疲れていたマチネで、まったく眠くならなかった(それが普通です)

お話としては、一人暮らしのホームレス(家があるからホームレスではないですが)の家を秘密基地にしようと忍び込んだ小学6年生4人。
そこには人が住んでいて・・・、そのおじいさんと友達になる。
夏休みのある日、4人でお泊り会を開く、親には内緒。
でも、・・・・・・・

小学生4人にも、おじいさんにも事情がある。
それは、話が進むにつれ、明らかにはならないが、観客には分かるように入ってくる。
会話だけで、その辺はうまく入ってくる。
そこに絡む金持ちで鼻持ちならない男や、食堂をやっている母や、息子を溺愛する母。
ごくごく普通の人達のある日の出来事。
そこに台風が来たり、川谷拓三が待っていたり(笑)

ぬるい空気で話が進む。そのぬるさが好きです。
ラストのあれは、ハートウォーミングだけど、ちょっとね。
たぶん、劇団の色でしょう。

今年は小松台東の公演もあるし。
楽しみです。

どこかで絡まないかな、松本さん。
まぁ、おっさんに絡まれても嫌だろうけど。