No.16「中国の不思議な役人」青蛾館@東京芸術劇場シアターウエスト

★★★★☆
http://seigakan.com/china-doll/
今回で3回目の青蛾館。
この作品が一番ヘンテコで一番心と体に響いた。
目的は佐藤沙紀ちゃん赤糸で眼を縫い閉じられた娼婦紫紋。出演者が多いので、途中見つからない場面もありましたが、単独で動いているシーンは印象的でした。
背が高いのに大まかではなく、繊細な動きができるのが彼女の魅力だと思います。
全体的には、何が何だか分からないです。
人ことで言うと、連れ去られた娼婦と中国人の役人との恋、ですが、それは表面的に。
奥には、色んな物が蠢いていました。
それを描くには、テレビドラマでも映画でもなく、演劇が一番の表現方法だと思いました。
松村さん、いい演出。その松村さんが公演期間が6日では勿体無い的な事を言っていましたが、私もそう感じました。あと、劇場の使い方が贅沢で、観易かった。
馬頭琴?の演奏も登場人物関係ないダンサーのダンスのシーンも綺麗でした。

原作
寺山修司
構成・演出
松村武
CAST
若松武史石井愃一池田有希子明星真由美、丸山厚人、藤田記子、安川純平、橘花梨、澤魁士、松之木天辺。田中美甫、プリティ太田
安藤洋子(ダンサー)
島地保武(ダンサー)
長谷部洋子、こもだまり、尾�啗宇内。鈴木彰紀、續木淳平
中井沙織 岩坪成美 木村文香 スガチヅル 高畑亜実 佐藤沙紀 甘井飴子
鋤柄拓也 田中博士 吉澤慎吾 金純樹 丸山雄也 渡邊礼
宮下 今日子
のぐち 和美
(演奏)土屋玲子