MIDSUMMER CAROL〜ガマ王子VSザリガニ魔人〜 2-1(中日)○下柳7勝1敗

MIDSUMMER CAROL〜ガマ王子VSザリガニ魔人〜
作:後藤ひろひと 演出:G2
以下ネタばれあり要注意


今年ナンバーワンの作品。ある意味ずるいぜ後藤さん。こんな話も書けるんだ。芝居を観て涙を流したのは初めての経験でした。しかも1幕のラストシーンで既に号泣。2幕のラストシーンは耐えられませんでした。
内容に触れたいのだが、どう表現したらよいのか?
難しいので出演者に触れよう。
この芝居を知らない人でも長谷川京子伊藤英明が出ている芝居と聞けばピンと来るのではないだろうか。私はこの二人が出ていたので観ないつもりでした。そんな中、会社の人がこの芝居を観に行き凄く感動してました。しかもエレベータホールで偶然会って軽く立ち話をして出た話です。偶然とは言えそこで会ってなかったらこの作品を見逃してました。そんなこんなで当日券を直ぐにゲットしました。電話している最中にお客から電話がかかってきてつながった時は当日券のキャンセル待ちでした。しかも3番。駄目元で出掛けたら結構いい席で見れました。
少しはけなさないとリアリィティがないのでこの人に犠牲になってもらいます。
ハセキョー。初舞台にしては良く頑張ってました。でも、あの腕組みだけは止めた方がいい。下手すぎ。それと伝法なしゃべり方もイメージと合わない。恐らくG2の演出だろうが、あの役は内面的な優しさをどう表すかが大事なのであって、それが汚い言葉使いをする事ではないだろう。ただ、比べるのは可哀想だが、初舞台の時の石田ゆり子より数段良く出来てます。他に心配だった伊藤君。子役のイメージから抜け出せず大人になりきれない役者。悩み悩んで何度も自殺未遂。でも、最後にはザリガニ魔人を熱演。しかもオカマ役。結構、いい感じでした。そっち方面の依頼が来るかも。
他にも山崎一犬山犬子小松和重山内圭哉瀬戸カトリーヌ片桐仁(ラーメンズ)。
脇役が充実してました。
そしてこの芝居の主役。大貫役の木場勝己とパコ役の加藤瑞貴。
難病を抱える少女役の加藤瑞貴。年は10歳ぐらいか?と思っていたら中学生だった。末恐ろしい子だ。あの役者たちに混じって元気一杯演じていました。
そして木場さん。生涯の当たり役かも。
恐らくこれから数年はガマ王子の木場さんと言われるだろう。
なんだか人物紹介になってしまったが、あらすじを書いてもこの芝居の良さは伝わらない。
7月25日までPARCO劇場で上演してます。是非当日券で観てください。
チケット代は8,000円ですが、それ以上の気持ちをもたらしてくれる芝居です。
最後に後藤さん。本も良かったけど、タニシとヤゴ。最高でした。
最後の最後に気に入った台詞。
大貫「先生、涙はどうしたら止まるんですかねぇ〜。私は子供の頃から泣いた事が無いので分からんのですよ」先生(山崎一)「そういう時は思いっきり泣けばいいんです」大貫「うわぁぁぁぁ〜〜」一幕終了。私はもらい泣き。

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いい天気だったので西武遊園地のプールへ行きました。混んでいたけど広いので快適でした。西武線で行くと往復の運賃と入園料で大人1,500円子供600円。馬場から西武園迄の往復運賃が660円なので1,000円以下で入れます。市民プールとそんなに変わらない。お得だと思う。