「17歳の処方箋」ヤクルトホール 試写会

★☆☆☆☆
ネタバレ
主演:キーラン・カルキン
共演:スーザン・サランドン(デッドマンウォーキング)
クレア・デインズ(ロミオ+ジュリエット)
ジェフ・ゴールドブラムザ・フライ
ビル・プルマンインデペンデンス・デイ

「誰もが一度は通り過ぎる青春時代。
行き場の無い不安や混沌とした思い、
親や社会に反発しながらも感じる不甲斐なさ・・・。
豪華なキャストで贈る現代版「ライ麦畑でつかまえて」」
チラシの宣伝文句です。
キャストとこの宣伝文句。嫌でも期待します。
見終わった直後の感想。ただの甘ったれな子供の話じゃん。
働かないでも食べていけるからやりたい放題やっているだけ。
結局、母親や名付け親のDH(ジェフ・ゴールドブラム)に尻拭いをさせている。
自分では生産的な事は何もしない。ダラダラと生きているだけ。
麻薬をやったり、カウンセラーをからかったり、DHの愛人を寝取ったり、それがばれてDHにお仕置きされたり、恋人を兄に取られたり、全部アンタが子供だから。
いい思い出でした、これから僕は大人になります的なラストシーンは主人公の身勝手さを強調するだけ。
恋人に自分の事をあれこれ言われると「精神分析しないで」と怒る。
全くの子供である。17歳と言う事を差し引いても子供過ぎる。
なので主人公のイグビーに全く感情移入出来ない。
それがこの映画の最大の欠点。役者陣がいいだけに勿体無い映画。
キャストも脚本も音楽もいいのに題材が悪い。このメンツで他の映画を撮って欲しい。
これだったら日本の「69」の方が余程青春している。