No.17 デビルマン シアターアプル

1.★★☆☆☆←客観的な目で見た評価
2.★★★☆☆←思い入れを含んだ評価
あまりにも評判が悪かったので期待しないで見に行きました。それが良かったのか思っていたよりは酷く無かったです。かと言って人に勧めるほど面白くは無かったけど。
以下ネタバレ
ストーリーは原作(漫画)にかなり忠実でした。それでも幾つか変更点があり、看過できない点がありました。
先ず、デーモンがウイルスになっていた事。もういい加減ウイルスは止めようよ。いささか食傷気味。デーモンが人間の体に入ってデーモンになる。それ自体では弱い生き物であるデーモンが強い生物に入る事により強くなる、って設定。じゃあ何故その強い生物が人間なの?トラやライオンやゾウの方が強いよ。デビルが人間に乗り移って世界を支配するから話が成り立つんじゃないかな。
原作はそう言う感じ。尚且つ、何故デーモンに精神まで乗っ取られない人(例えば不動明)がいるのかが説明できない。デビルが乗り移っても精神が強い人(例えばラマ僧)は乗っ取られない。ウイルスの場合はそれがあやふや。
そして飛鳥了が「サタン」になっていた。原作を読んだのが大分前なので記憶があやふやだが、飛鳥了はサタンではなくてルシファー(ルシフェル)だったような気がする。
最初はサタン率いるデビル軍団と人間の闘いだったが、人間が滅びてからはデビルマン軍団対デビルになった。飛鳥了はギリギリまで自分の正体に気が付かない。って設定のはず。→飛鳥了は「サタン」でした。記憶違いでした。お詫びして訂正します。

こう言う点が原作好きの人には許しがたい思いを抱かせたのだろう。
演技についてははなから期待していなかったので気にならなかった。確かに上手くないけどね。
出演者についてはチョッと不満。主役二人は除いて。先ずは主役についで重要人物の牧村美樹酒井彩名さんが演じてます。決して嫌いではないです。でも合ってなかった。だって牧村美樹はスケバンよ。酒井彩名さんじゃいいとこのお嬢さんみたい。実際役もそんな感じ。そして病的に痩せていた。足と手が細い。若しかして彼女は病気なのか?なら可哀相だけど。
そして牧村夫婦。宇崎竜堂夫妻をそのまま起用するのはいいけど・・・・・。
その他にも意味の無い出演者がいた。KONISHIKIとか船木とかボブ・サップ(彼は多少必要な役立ったからいいけど)とか永井豪とか鳥肌実(彼の使い方は実は良かった。本当はデーモンじゃ無いけど普段から変わっていて告発された役。確かに周りにあんな人がいたら告発したくなる)等。これは私の趣味だから映画の出来とは関係無いけど。
他にも突込みどころは多数ありました。
映画とは関係無いけど、シアターアプル若しくは主催者の方。もう少し映画の内容を考えて招待しましょう。異常なほど老人が多かった。しかも杖をついたり、ヨロヨロしたり、時間通りに来なかったり・・・・。シアターアプルは階段がきついのよ、真っ暗な中ヨロヨロした老人が階段の方へ歩いていくと突き飛ばしたくなる、元へ、気になる。映画に集中できないよ。しかも2時間の映画の間に何度も何度も席を立ってトイレに行くやつがいたり・・・・。