No.25 ミリオンダラー・ベイビー シネマサンシャイン

doradora05112005-05-28

1.★★☆☆☆←客観的な目で見た評価
2.★★★☆☆←思い入れを含んだ評価
アカデミー賞で、主演女優、助演男優、監督、作品賞の主要4部門を制覇した作品。
期待し過ぎるとがっかりするので程ほどに期待して見に行きました。
以下ネタバレ。
C.イーストウッドが描きたかった事については色んな人が書くだろうから割愛。
映画としてどうだっか?私には普通の映画でした。面白くない訳ではない、が、心を揺さぶられた訳でもない。過剰な演出をしていないので泣くようなシーンでも泣きませんでした。一緒に見た友人は2回目だったので最初から泣いていたそうです。泣きたければ2回見てください。
私はボクシングが好きなのでその辺を少し。
フランキー・ダン(C.イーストウッド)が経営しているジムに全く才能が無いボクサー(ボクサーですらないかもしれない)がいます。元ボクサーのスクラップ(M.フリーマン)が気にかけてますが、口ばかりでミット打ちも出来ません。「いつかトーマス(トミー)・ハーンズを倒してウェルター級チャンピオンになる」と騒いでます。これを聞いた時にこの作品の時代設定は1980年代だと勘違いしてしまった。映画が進んでC.イーストウッドが「誰かあいつにトーマス・ハーンズはとっくに引退したと教えてやれ」と言います。なんだ、ギャグで入れていたのね。よくよく考えてみれば1980年代では女性ボクサーのタイトルマッチでミリオンダラーは払わない。中途半端な知識で損した。
マギー・フィッツジェラルドヒラリー・スワンク)はサウスポーでした。元々ヒラリー・スワンクが左利きなのか?何故か一番最初にコーチする時にオーソドックススタイル(右利き)の教え方をしてました。気が付かない筈は無いので何故?って思いました。若しかして翻訳が間違っていたのか?ボクシングの練習シーンは上手く作ってました。最初はめちゃめちゃ下手くそで徐々に上手くなって行きました。その辺のボクサーになら本当に勝てそうでした。特に右フックが強烈。
見る前にストーリが知りたい方は↓ここをご覧下さい。
http://event.movies.yahoo.co.jp/theater/milliondollarbaby/story/index.html
しかし、こんなに内容書いちゃっていいの?
それとも見に行く人はこのぐらい分かってないと映画を楽しめないと思っているの?
C.イーストウッドが音楽もやってます。私はこれぐらい音楽が少ない方が好きなので嬉しかった。テロップを見ていたら音楽関係のところにもう一人イーストウッドがいました。娘なんだろうか?