No.30 バットマン ビギンズ 渋谷ピカデリー

doradora05112005-07-21

1.★★★★☆←客観的な目で見た評価
2.★★★★★←思い入れを含んだ評価
いやはや面白かった。140分の上演時間を長いと感じなかった。今までのバットマンシリーズはなんだったんだ?と感じさせる作品。
以下ネタバレ。
ブルース・ウェインがどうやってバットマンになったか?という話。原作を読んでいないので、今まで「どうやって」の部分がよく分かりませんでした?スターウォーズシリーズにおけるエピソード3の役目を果たしてくれました。私的には。
アメコミの荒唐無稽な部分が無くなりつつ、未だ残る設定の無理をリアルな映像と役者の存在感でカバーしている。
役者陣がかなりいい。特に脇役。
マイケル・ケインリーアム・ニーソンモーガン・フリーマンゲイリー・オールドマン渡辺謙ルトガー・ハウアー
これだけいれば何本映画が撮れる事やら。しかし、事前情報を全くいれてなかったので、この5人(渡辺謙だけ知っていた)が出ていることを知らなかった。
特にマイケル・ケインがよかった。要所要所でいい演技を見せていた。一緒に見た友人もこの人がよかったと言ってました。
リーアム・ニーソンクワイ=ガン・ジンのイメージが強かったが、この映画でもブルース・ウェインのマスターの役でした。マスター役はおはこ。私的には「ダークマン」のぶっとんだ演技が好きです。もう少し、デュカードが何故「影の同盟(字幕では「影の軍団」)」に入ったのか?分かりにくい。動機の印象が薄い。これだけ長いんだからあと5分延びてもいいでしょう?
ゲイリー・オールドマン。大変申し訳無いことに、テロップを見るまで出ているのが分からなかった。どっかで見たことアルアル、と思っていたらゲイリー・オールドマンでした。いいものの役だったので気がつかなかった。悪者だもんこの人。
ルトガー・ハウアー。この人も上に同じ。もう少し悪な感じの役だと持ち味が出たのに。残念。
渡辺謙。もう少し出番があるのかと持ってました。やや不満。
で、モーガン・フリーマンミリオンダラー・ベイビーダニー・ザ・ドッグと最近見た映画に出ていたのでまたか!って感じ。妙に物分りがいい役が共通している。
さて、主役の二人。クリスチャン・ベイルバットマンになった時は文句なし。修行時代もよかった。それ以外の時は?あまり好きな顔じゃないからか?
レイチェル・ドース役の女優さん(名前分からず)。パス。色々言うとファンに怒られそう。ストーリーとは関係無いが、ラストに何故あんな服装で出てくるのか?気になった。だってノー○ラに見えるんだもん。折角のラストがそれが気になって集中できなかった。ウェインを口説きに来たのかと思った。
「人の価値は何を考えているかじゃない。どう行動するかで決まるのよ。」
そんな事言われても。困るよ。
少し文句を言いつつ。面白かったです。お金を払っても見る価値アリ。特に、今までのバットマンに不満のある方は是非!!