WOWOWエキサイトマッチ 11/21放送分

doradora05112005-11-22

WBO世界S・ライト級世界タイトルマッチ(9月24日ニュージャージー州
・WBO世界S・ライト級王者 ミゲール・コット(プエルト・リコ
・WBO世界S・ライト級1位 リカルド・トーレス(コロンビア)
全階級の中でも強い選手が集中している階級。ボクシングの教科書のようなミゲール・コット。挑戦者は28勝26KOの期待のトーレス。ゲストに俳優と言うよりボクシングマニアの香川氏を加え、実況も熱かった。
試合は倒し倒されの非常に面白い展開。
1R:トーレスがダウン。若干引き落としくさかったが、その前にダメージがある場合は、あれをダウンと取るレフリーもいるそうです(by小泉氏)
2R:コットがダウン。1Rの余勢をかって一気にロープ際まで追い詰めKO寸前。と思いきやトーレスのパンチにコットがダウン。生涯で初のダウン。その後、トーレスが攻め込む。解説の浜田氏と香川氏は「兎に角守れ、ディフェンスだ」と叫んでいたが、コットは体力を回復させつつ、トーレスに攻め込む。その勢いに押されて、終盤は失速。攻めこそ最大の防御。
3R:トーレスまたダウン。2Rの勢いを生かせなかった。
4R:このラウンドは初めて静かなラウンド。
5R:トレースが息を吹き返し、コットに攻め込む。2Rのダウンのダメージがまだ残っているコット。危ないぞ!!
6R:トーレスがダウン。綺麗なワンツーがヒット。それまで左右のフック系で攻めていたので反応できなかった。
7R:最後は力尽きる感じ。前のめりにしゃがんで、そのままテンカウント。1Rからコツコツ当てていたボディーがジワジワと効いていた。
物凄く面白い試合でした。年末のベストバウト、間違い無く上位に入ってくる試合。この階級は本当にいい試合が多い。フロイド・メイウェザーV.S.アルツロ・ガッティコンスタンティン・チューV.S.リッキー・ハットン。この2試合もよかった。2006年はフロイド・メイウェザーV.S.ミゲール・コットなんてビックマッチが実現して欲しい。
(尚、メモらないで記憶に頼って書いたので、試合経過がおかしいと思われた方はご指摘ください。)
試合後、コットを推す香川氏とメイウェザーを推す小泉氏がそれぞれ展望を話した。私はメイウェザーの方が強いと思うが、今日の試合で一気にコットのファンになったので香川氏の意見に賛成する。一度前のボクシングの戻して、それに現在のアグレッシブさを加える。ディフェンスは鉄壁なのでメイウェザーとてそう簡単に崩せない。つまりガッティの逆。攻撃力をキープしつつディフェンス力を上げるのではなく、ディフェンス力をキープしつつ攻撃力を上げる。それとボディー。
トーレス戦の鍵を握ったのは結局ボディーブローだった。あれはメイウェザーにも効果的だと思う。コツコツコツ、打ち続ければ勝機はある。
そうそうトーレス。彼もいいボクサーです。高いKO率からもっと荒くれスタイルを想像していたが、いいボクシングをする。連打で倒すタイプ。リッキー・ハットンと試合すると面白いかも。