No.11 ベロニカは死ぬことにした 恵比寿ガーデンシネマ

doradora05112006-02-28

1.★★☆☆☆←客観的な目で見た評価
2.★★★★☆←思い入れを含んだ評価
http://kadokawa-pictures.com/veronika/
主演の真木よう子さんのファンなので見に行きました。一人だと気恥ずかしいので友人を誘って行きました。終了後の友人の感想。「つまらない映画」。恐らく、真木よう子さんとイ・ワンのファン以外はこの感想でしょう。
以下ネタバレ
私は下心があって見に行きました。その下心がある程度満たされたので星4つにしました。下心とは真木よう子さんのヌード。ある程度満たされたと書いたのは、それが1シーンしかなかったため。1800円に見合う満足感は無い。それともう少し綺麗に撮って欲しかった。監督が主演女優の事を好きな場合、凄く綺麗に撮れている時があります。それが無かった。ごく普通に撮られてました。元がいいからそれでも綺麗ですけどね。ファンとしてはもっと綺麗な映像が欲しかった。
さて、映画としてはどうか?ベロニカ(原作の主人公の名前でしょう。)、この映画の主人公は「私の世界にはなんでもあるけどなんにもないの」という理由で「死ぬことに」しました。自殺。
運良く助かり、精神科の病院へ入院。そこで院長から宣告されます。大量の睡眠薬のせいで心室が壊死してます。1週間の命でしょう。その1週間の間に、入院患者や看護婦と触れ合う事で「生きること」にしました。所々にいい言葉風な台詞があります。でも、根本的に主人公に感情移入出来ないので心に響いてきません。主人公が自殺しようと決めた理由が甘いので「勝手にすれば」的な目線になってしまう。もう少し観客が感情移入しやすい理由を創って欲しかった。原作がそうだから。では、脚色の意味が無い。折角、好きな役者さんが沢山出ていたのに勿体無い。
院長役の市村正親、看護婦役の片桐はいり、婦長役の荻野目慶子etc.勿論、真木よう子。これでは、本当に彼女の裸を見ただけの映画になってしまう。
しかし、恵比寿ガーデンシネマは遠い。一駅ぐらい歩くよね。