完読No.36 ドック・イート・ドッグ エドワード・バンカー著 ハヤカワ文庫NV

序文(書いたのはウィリアム・スタロイン、「ソフィーの選択」著者)が熱いです。この序文を読むと本編が読みたくなります。
著者紹介
>>クエンティン・タランティーノ監督のデビュー作「レザボア・ドックス」でミスター・ブルーを演じた俳優でもある作家。第二次世界大戦直後のロサンゼルスで少年時代を送り、窃盗と麻薬密売をくりかえし、十代でサンクウェンティン刑務所に送られる。刑務所内で活字の魅力にとりつかれ、執筆を開始。マリオン刑務所で服役中の1973年、デビュー作「ストレート・タイム」が刊行され、この作品に惚れこんだダスティン・ホフマン主演で映画化された。さらには獄中で書きあげたThe AnimalFactoryを発表する。以後もLittle Boy Blueの出版、黒澤明監督原案の映画「暴走機関車」の共同脚本執筆と出演など多彩な活躍を続けてきた。<<
裏表紙
>>12年間の刑務所づとめを終えて、出所したばかりのトロイは、うまい話をもちかけられた。ロサンゼルスの大物麻薬業者のブツを強奪する計画はないし、儲けは大きい。トロイは少年時代からの仲間ー金のためならば放火や殺しも辞さないディーゼルとすぐに頭に血がのぼるコカニン狂いのマッド・ドッグとともに計画を実行するが・・・・非情かつ暴力的に、しかも独自の視点で犯罪者を描く、話題の長篇<<
犯罪者のリアルな日常がよくわかる。タランティーノが好きなのも分かる。