完読No.37 白洲次郎の生き方 馬場 啓一 著 講談社文庫

doradora05112006-05-10

白洲次郎と言う人物について知りたいと思っていた時。書店で平ずみされていたので購入。私が知りたかった事についてあまり書かれていなかったので今一でした。
裏表紙より

約束を守ること。安易な妥協を許さず自らのプリンシプルに忠実に生きること。それが真っ当な人間の条件である。終戦直後、吉田首相の懐刀としてGHQ相手に辣腕をふるい近代民主国家の礎を築いた男の素顔は、ユーモアとアイロニーに富む魅力あふれるものだった。現代に生き、未来を拓く本当のカッコよさとは!?

大和魂と英国紳士道
・紳士の服飾哲学
・酒の嗜み
・好きな車に乗るということ
・プリンシプルの男
タイトルからも分かるように、5章のうち3章は白洲次郎の趣味・嗜好の話です。それも彼の残したものには違いないが、私が知りたかったのは「終戦直後、吉田首相の懐刀としてGHQ相手に辣腕をふるい」の辺りだったので今一の評価になってしまう。図書館へでも行って別の視点から白洲次郎を書いている本を探そう。
今一と書いておいて今更ですが、この本自体は面白いですよ。読み易いし。服飾、酒、車等の歴史に興味がある方は私より興味深く読めると思います。