完読No.43 白骨の語り部 作家 六波羅一輝の推理 鯨統一郎 著 中央公論社


裏表紙

民話の郷 遠野に消えた女 作家・六波羅一輝は大ヒットしたデビュー作以降、小説が書けないでいた。ようやく、柳田国男の『遠野物語』で有名な、岩手県の遠野に伝わる民話に新作推理小説の着想を得た彼は、新米女性編集者・北村みなみとともに取材に向かった。しかし、遠野で待ち受けていたのはー女性の白骨死体。警察に知らせようと焦る一輝とみなみだが、山中で道に迷ってしまう。偶然、猿村という山村に辿り着き、大きな屋敷に飛び込んだ二人だが、住人たちも娘が帰らないと心配しているところだった。そして、警察の捜査により白骨死体の身元が特定された。それは屋敷に住む、謎めいた昆家四姉妹の次女・有希子。だが、有希子が失踪したのは数日前で、白骨は死後一年は経過している・・・・。被害者は本当に彼女なのか!?白骨が語る、呪われた旧家・昆家と惨劇の真相とは!?

また買ってしまった鯨統一郎。これはあんまり面白くなかった。彼ならもっと面白く出来たと思う。シリーズ化するならもう少しプラスアルファが無いとだめでしょう。