亀田

昨日のブログのアクセス数が普段の3倍にぐらいになっていた。まぁ、それはどうでもいい事だけど。同じ話題を2日続けて書くのも芸が無いが、書き足りないことがあったので書く。昨日寝る前までは、こんな風に書こうと思っていた。
みんな、あの試合はインチキだとか八百長だとか、言っているけど。それはおかしい。何故なら、あれはボクシングではないからだ。あれは亀田流闘拳術なんだから。試合終了まで立っていれば勝つんですよ。そういう術。なのであの試合に関して色々言うのは筋違い。ああいう競技なんだから・・・・。
でも、男の魂に火をつけろさんのところで引用されていた渡嘉敷さん(トカチャン)のコメントを読んで気が変わった。
因みに渡嘉敷さんは知らない人もいると思うけど、ボクシングの元世界チャンピオンです。
頭を殴られすぎてあんなになってしまった(嘘)けど、ボクシングに関しては非常にまじめな人です。
http://sports.yahoo.co.jp/extra/kamedakoki_2006/b_01.html
「冷静に見れば興毅の勝ちに間違いはない」――渡嘉敷勝男の試合分析
私は、採点していなかったのでポイントに関しては何も言えませんが、ポイントで亀田選手に勝ちをつける人もいるんですよ。ようは、ボクシングのジャッジは難しいんですよ。
某有名ブログで緊急アンケートをしたら1万4千弱回答が来て約99%が「亀田の負け」と言ってきたそうだ。でもね、これって殆ど意味無いんですよ。だって、試合の勝敗を決めるのは3人のジャッジであって、観客にはその権利は無いんですから。尤も、大多数の人が亀田の負けだと思っていることが分かったという点では参考になりますけどね。
私自身は勝負には負けたけど試合には勝った、というスタンスは変わらないです。裏で何があったとか、そんな事は私には関係ないし、そんなに文句があるなら、亀田の試合は見なければいいし(私は今後は見ないけど。それは彼のし試合が面白くなかったから。面白ければ見ますよ。)、亀田陣営が嫌いなら関連のTVは見なければいい(私は今までも見てないし、今後も見るつもりはない)。出てしまった結果に色々言っても仕方ないんですから。ただ一つだけ心配なのは、あれがボクシングなんだと思われること。ボクシングはあんな試合ばかりじゃないですよ。胸のすくようなKOシーンあり、ギリギリの戦いで倒し倒されての判定あり、漫画でしか見れないような強烈なパンチやどうして避けられるのか想像出来ないほどのディフェンスや笑える入場シーンとか、様々な見所があります。亀田戦のような面白くない試合ばかりじゃない。もっと、他の試合を見て欲しい。WOWOWに加入すれば、毎週世界のボクシングが見れる。ついでに駄洒落も学べる。亀田戦の影響でボクシングファンが減ることが心配。元々ボクシング好きな人が、呆れてしまうのが心配。そうそう、所属ジムの会長がタイトルを返上するかも、と言っているようです。上の階級を狙うらしい。それは止めた方がいいと思う。今のチャンピオンは強いから。下手したら大変なことになるよ。まだ若いんだし。こんな事を書いてますが、この試合で一つだけ亀田選手をほめたいと思った。それは、実力差がある上に、1Rにダウンしてパニックに陥ったと思うのに、その後12Rまで何とか立っていたこと。それだけは褒めてあげてもいい。最後に、クリンチしたからどうのこうのという人がいたが、クリンチはテクニックの一つだから、時と場合によってはしてもいいんです。クリンチばかりだと負けちゃうけど、ダメージをおった時に時間稼ぎでクリンチを使うのは当たり前。ただ、亀田選手のクリンチワークは下手でしたけど。
長々と下手な文章を書いてしまった。
お詫びにキュートな2匹の写真を掲載。