完読No.70 銀河帝国の興亡1 アイザック・アシモフ 著 創元推理文庫

説明文

広大な銀河宇宙を傘下に収め、数百万の恒星と惑星を支配する大銀河帝国の偉容!しかし、さしもの大帝国にも、徐々に没落と崩壊のきざしが現れていた。ひとたび銀河帝国が崩壊すれば、各太陽系は小王国に分裂し、人類はふたたび悲惨な原始の暗黒時代に逆行する運命にある。このとき、天才的な心理歴史学ハリ・セルダンが出現し、帝国の崩壊を予言して、その再建の方策を不可思議な方法で遺言した・・・・。雄大な構想でつづる高らかな人類の一大叙事詩。不朽の名作「銀河帝国」三部作いよいよ登場

原作が出版されたのは1951年。日本で出版されたのは1968年。私と同学年です。それぐらい昔の作品ですが、全く色褪せることなく考えさせられる作品です。アシモフのSFはミステリー寄りの作品が多いので好きです。この銀河帝国の興亡は、と言うよりファウンデーション(原題)は3部作を中心に、他の色々な作品群を含めてより壮大なスケールで構成されている物語です。恐らくまだ全部を読んでいないと思う。
資源も無く、武器も無いテルミナス。しかしこの星の任務は重要。そのために彼らは外交手腕(戦術)により数々の困難を克服してきた。テルミナスへ移住してから50年後の市長の言葉『暴力は無能者の最後の隠れ家である』。どこかの国の大統領に聞かせたいよ。あっ、彼は無能者だから暴力に訴えるのか。ある意味合っているな。
このシリーズはどんな本があるか、自分ではまとめられないから人のhpから拝借。
http://www2s.biglobe.ne.jp/~tetuya/MS/asimovmoku.html
よくまとめられています。