完読No.97 東京大学「80年代地下文化論」講義 宮沢 章夫 著 白夜書房

帯の文句

なぜ、これが東大の授業なの?
'80年代は「バブル」で「おたく」で「スカだった」のか?
時代を走るミヤザワが、東大駒場キャンパス最奥の密室で80年代生まれの学生を前に考え、迷い、口ごもりながら語る「80年代と現在を結ぶ手がかり」・・・じゃないかと思うわかです(笑)

以下ネタバレ
松尾スズキさんがブログで読んでいると(http://matsuo-chan.at.webry.info/200611/article_5.html)書いてあったのでつられて購入。
講義を文章にしたので読み易い。80年代、自分が中学、高校、大学(1年の浪人時代を含む)と過ごした時代。
でも、ここで語られる80年代を私は知らない。自分の知らない80年代を知る事が出来た。と言っても宮沢さんが伝えたかった事の20%ぐらいしか私には理解できなかった思う。話し言葉なので頭には入りやすいのですが、その入り方が早すぎて理解する前に素通りしている様な感覚。馬の耳に念仏、状態。次が読みたくて厚さの割にはあっという間に読めてしまった。これまたついついつられて、中沢新一さんの本など買ってしまった。たまには頭を使ってみよう。