WOWOW エキサイトマッチ 1/8放送分

1.ミドル級12回戦 (12月2日、アメリカ、フロリダ州
元3団体統一世界S・ウェルター級チャンピオン
ロナルド・ライト(アメリカ)
35歳(1971年11月26日生)身長178cm、リーチ183cm
54戦50勝25KO3敗1分

WBA世界ウェルター級チャンピオン
アイク・クォーティー(ガーナ)
37歳(1969年11月27日生)身長171cm、リーチ180cm
41戦37勝31KO3敗1分
見所(WOWOWのhpより)

元王者同士のサバイバル戦 ライトの技巧に主導権
 タイトルマッチでも挑戦者決定戦でもないノンタイトル12回戦だが、事実上の次期挑戦者決定戦といってもいい好カードだ。
 90年代にWBOタイトル、2000年代に入ってからIBFタイトルを獲得し、さらにWBAWBCタイトルも吸収、合わせて主要4団体の世界S・ウェルター級タイトルを総なめにしたライトはサウスポーの技巧派。右のリードブローを突いて主導権を握り、ガードを固めて前進する攻防のスタイルを確立した。最近の試合では至近距離でのやりとりにおいて卓抜した技術が光っている。最近の7年間ではシェーン・モズリーやフェリックス・トリニダードといったスター選手相手に12戦11勝(1KO)1分と安定した力を発揮している。
 対するクォーティーは元WBA世界ウェルター級チャンピオンで、94年から97年にかけてタイトルを7度防衛した実績を誇る。「バズーカ」の異名を持つ強打者だが、ラフな一発屋ではない。スピーディーで伸びのある左でセットアップしておいて右を叩き込むパターンを得意とする堅実なパンチャーだ。ガードも堅固だ。ただし、すでに37歳。しかも2000年から5年近いブランクを経験しており、直近の試合でも元WBC世界ウェルター級王者バーノン・フォレストに判定負けを喫している。全盛期の力はないと見なければなるまい。
 体格で勝るライトがサウスポーの利点とテクニックを生かして主導権を握る展開が予想される。クォーティーは中間距離での右ストレートと左フックに活路を求めることになるだろう。
 勝者が事実上、ジャーメイン・テイラーへの挑戦権を手にするだけに要注目のカードといえる。

やっぱりと言うか、予想通りと言うか、ライトの完封勝ちでした。強いね。ボクシングスタイルは嫌いだけど。あの軽いガードが曲者だね。幾ら強打者がガードの上からパンチを打ち込んでも、柳に風で受け流している。
2.スーパー・ミドル級10回戦(12月2日、アメリカ、フロリダ州
IBF世界S・ミドル級チャンピオン
ジェフ・レイシー(アメリカ)

元欧州S・ミドル級チャンピオン
ビタリ・チプコ(ウクライナ
見所(WOWOWのhpより)

再起戦で因縁の相手とのリマッチ レイシーの復調ぶりがカギ
 06年3月、WBOチャンピオンのジョー・カルザゲとの統一戦で完敗、保持していたIBF世界S・ミドル級タイトルを手放したレイシーの9ヵ月ぶりの再起戦。相手のチプコとは04年6月に対戦経験があり、そのときは相手の負傷で2回無判定試合に終わっている。再起戦が因縁の相手との再戦ということで、レイシーのモチベーションも高いものがあるはずだ。今後のスーパー・ミドル級戦線を占う意味でも注目度の高い試合だ。
 レイシーの最大の持ち味は左フックに代表される豪快な攻撃にある。しかし、カルザゲ戦では相手のテンポの速いボクシングについていくことができず、最後はスタミナも失ってダウン、完敗を喫した。心身ともに負った傷は深かったはずだ。
 相手のチプコは大柄なサウスポーで、怖さはないものの戦いにくいタイプといえる。
 レイシー有利は不動だが、打ち気にはやると空回りさせられる可能性もある。

2006年一番の注目株、改め2006年一番期待外れだった男。2007年はどうだ!
試合の行われたのは2006年なので上の言葉は的外れだが、この試合を見る限り、2007年も期待出来ないかもしれない。私はファンなのでガッカリ度も大きいです。あのタイソンばりの闘争心を復活させて欲しい。このままではジリ貧なので、もう一度ジョー・カルザゲと闘わせてみたい。ショック療法。それで惨敗するようなら終わり。頑張れレフトフック!!
この試合とは関係ないが、高柳アナがジョーさんばりにジョーク(駄洒落)を連発していた。ジョーさんに「一緒だ」と言われ、「一緒にしないで」と言い返す高柳アナ。我関せずの浜田氏。この3人長いね。