完読No.5 η(イータ)なのに夢のよう 森 博嗣 著 講談社NOVELS

地上12メートルの松の枝に首吊り死体が!
遺されていたのは「η(イータ)なのに夢のよう」と書かれたメッセージ。
不可思議な場所での「η」の首吊り自殺が相次ぐなか、
西之園萌絵は、両親を失った10年まえの
飛行機事故の原因を知らされる。
「φ」「θ」「τ」「ε」「λ」と続いてきた一連の事件と
天才・真賀田四季との関連は証明されるのか?
Gシリーズの転換点、森ミステリィ最高潮!

以下ネタバレ
もやは、これはミステリィとは呼べないだろう。前にも書いたけどね。この作品も謎は投げっぱなしジャーマンの様にほったらかし。解かれる事の無い謎は、謎じゃない。しかも、ラストは泣ける。何だか知らないけど、涙が流れる。
ずりいよ森さん。全ては四季の手の上で踊らされているだけ?現実の世の中も、何か四季的なものに踊らされているだけなんだろうか。森マジックに見事に引っ掛かる自分。これから自殺する時はギリシャ文字を入れた遺書を書いてください。