完読No.7 頼子のために 法月 綸太郎著 講談社文庫


裏表紙

「頼子が死んだ。」十七歳の愛娘を殺された父親は、通り魔事件で片づけようとする警察に疑念を抱き、ひそかに犯人をつきとめて相手を刺殺、自らは死を選ぶーという手記を残していた。手記を読んだ名探偵法月綸太郎が、事件の真相解明にのりだすと、やがて驚愕の展開が!精緻構成が冴える野心作。

解説の人も書いているが、この題材はハードボイルド向けだと思った。名探偵ではなく、私立探偵があっている。もう、10年以上前の作品なので、今更だが。嫌いな作品ではないです。