No.11 ゼリーの空間 空間ゼリー シアターグリーンBOX

★★★★☆
http://www.kuuze.com/
以下ネタばれ
えんげきのページの評判が良く、金曜日暇だったので観に行きました。
結果的に観て良かったとお思いました。どういうきっかけでこの劇団が出来たのかは知りませんが、一度観ればその特徴がわかると思います。
脚本は、今までありそうであまりなかった内容。いじめを取り上げてますが、被害者(こういう言い方でいいのか?)は担任の先生。ある出来事を機に生徒達から無視されて・・・・。最初はただの学園物かと思いましたが、徐々にその全貌が明らかになっていきます。説明台詞を教育委員会からの使者に一気にしゃべらせる方法はいいです。群像劇になっているので一体誰に集中すればいいのか、観客側の視点が散漫になるのは少々残念。それは逆に女子高校生達の日常をリアル(女子高校生に知り合いはいないのでリアルかどうかは分からない)な空間を醸し出している。単純に女性は怖い的な感じは受けないが、男子学生を登場人物にしたらこういう話は出来ないでしょう(ビジュアル的に観たくないし)。
演劇的な感想はさて置き、40歳のオジサンとしては、やっぱりこの点に触れねばならないでしょう。
一体どの子が好みなんだ!(視線が完全にオヤジ化してました。座席も最前列だし。泣くシーンじゃないのに涙が、嬉しくて、嘘です、ドライアイなだけです。)
所謂、小劇場系の劇団にしては女性が綺麗でした(反論は控えめに)アイドルほどはキラビヤカでないにしても、このレベルならそれだけでも嬉しいですね(オヤジ的意見)。それを売りにしているのかいないのか、客席が埋まっていなかったのは残念。ここ最近、女性の脚本家は何人も注目をされているので、この機に上昇する事は難しくないでしょう。演技的にはもう少しレベルアップが必要かと思いますが、ひとつの劇団に色々なタイプの女優がいることは十二分に強みになると思います。このままでいいのか、もっと観客動員を増やしたいのか、製作&主宰の力の見せ所でしょう。また、余計なお世話的なことを書いてしまった。で、誰が好み(←しつこいね)。
私は野球部の男子生徒と付き合っている子とメガネの委員長とM心を刺激する成績トップのライオンさんと読書好きな子の4人ですね。感想なのか何なのか分からなくなってしまった。機会があれば観に行ってあげてください。
劇団のキャッチコピー

劇団キャッチコピーは「女性のために、演劇」 劇団の設立理由は主宰であり、劇作を勤める坪田文の書く戯曲の世界を忠実に再現するこ と。
女性なら誰しもが感じたことがあるであろう寂しさや切なさといった気持ちを舞台上の世界に映し出し、
観客が自分自身の姿を舞台上の登場人物に重ねられるような作品を作ることを目標として活動中。
女性の目から見た男性と現実の女性とのギャップや、恋愛、結婚、出産、仕事といった日常の理想と現実の違いなども描いている。
劇団キャッチコピーは「女性のために、演劇」 劇団の設立理由は主宰であり、劇作を勤める坪田文の書く戯曲の世界を忠実に再現すること。