No.16 女体カーニバル 柿喰う客 サバンナの掟 王子小劇場   

★★★☆☆
http://kaki-kuu-kyaku.com/
初見の劇団。 
チケットにも色々と工夫が見られます。若い女性客が目立った。客入れをしている子が、猫耳だった。それのキャラクター名を募集していた。
以下ネタバレ
時系列に並べると
他人の不幸→(5年後)→口だけの女→(5年後)→サバンナの掟
発表順はこの逆
サバンナの掟(2004年初演)→口だけの女(2005年初演)→他人の不幸(2006年初演)
この3作を同時期に一気に上演。時系列中に観るか、発表順に観るか、それは観る人の自由。単独で観ても話は伝わるよう。時間的に3本観るのは無理だったので、たまたま「サバンナの掟」を観ただけ。
う〜ん、どう言ったらいいのか。まず、脚本的には嫌いじゃないタイプです。役者も生理的に受け付けない人もいますが、可愛い子もいたしまぁいいでしょう。
初見なので余計にそう感じたのでしょうが、全く笑えないシーンで妙に受けている観客がいました。
もしかしたら3部作の他の2作を観ると分かるのでしょうか?それとも今までの積み重ねがあると受けるのだろうか?そのテンションの違いで若干引いてしまった。それと援助交際をテーマって・・・・。今はインパクトが無い。
2004年初演と言うことを差っぴいてもそれほど・・・。確かにパワーは感じる。でも、登場人物が多すぎて個々の役柄が軽すぎる。それにも拘らず重荷を背負わせているキャラクターもあるので、チグハグ感を抱いてしまう。
それがいいと感じる観客がファンになるんでしょう。私も真っ向から否定するほど嫌いじゃないので、次の公演(新作)は観に行きたいと思う。
役者では援助交際組織のまとめ役・葉月を演じた梨澤慧以子さんがいい感じでした。外見と違いハスキーな声がよかった。後は、客入れを頑張っていた猫耳ちゃんに一票。